看板
 宝満山の花や紅葉などの写真です。
 宝満山は、福岡都市圏に位置しながら、県内でも有数の自然植生に覆われた山である。四季折々 に山中を歩くと、季節ごとに感動的な風景に触れることができる。と物の本に書いてありますが実感である。

  くじゅうや霧島などの大群落の華々しさは無くとも、見上げたりしゃがみこんだりして愛でる楚々とした可愛い花々を眺めれば山に来た嬉しさが心に染み込み、明日への元気をもらう事になるだろう。

 ピント外れや明るさ不足の写真も有るけれど、少しずつ撮りためた写真をアップしますが花の名前は間違いがあっても勘弁して下さいね。

 春の花
ミツバツツジ
 尾根筋の樹林の中に鮮やかに咲く赤紫の花は春の賑やかさだ
ジャケツイバラ
 3合目の水場の上に咲く、葛であるが身の毛もよだつほどのトゲに覆われているが、黄色の素敵な花です
ミツバツツジ
ジャケツイバラ
ミツマタ
 昔は和紙の原料として楮と共に栽培されていたが、今はすっかり少なくなった
ヤブツバキ
 春の登山道に散り広がる真っ赤なヤブツバキの花 元気が出ます
ミツマタ
ガクウツギ
ショウジョウバカマ
 山頂の岩場の周りに春先群生し咲き思わず踏んづけそうになる
アブラチャン?
 春先の樹林の中に爽やかに咲く花ですが、昔むかし この木から採った油で灯りをともしたそうな
ショウジョウバカマ
アブラチャン
石楠花
 宝満山には昔は石楠花が沢山在ったそうな 2合目の石楠花は灯籠と狛犬とご一緒に
シキミ
 お仏壇に飾る葉っぱです。清楚な花が終わると怪奇な実がなり、毒です
石楠花
シキミ
シャガ
 アヤメの仲間で登山道脇に群生します 独特の文様が自然の造形力を感じさせます
リンドウ
 岩の間からでも、雑草の中からでも顔を出し、過酷な環境でも力強い紫色の花は存在感を示します 
シャガ
リンドウ
キケマン
 草陰に小さくちいさく咲いていて、見落としてばかりの可憐な花 
ミヤマシキミ
 樹林の下に背低く群生し、小さな花がびっしりと咲いてます 
キケマン
ミヤマシキミ
クサノオウ
 羅漢沢堰の所に群生している。クサとは皮膚病の事で薬草でも毒草でもある
ムラサキケマン
 蛇草なんて嫌う人もいるけど、見れば見るほど可愛い花
ミヤコワスレ
紫ケマン
木苺
 花はかなり大きくトケイソウみたいでオシベが繊細で、甘い実がなる 秋が楽しみ
ホウチャクソウ
 登山道の脇に普通にあるが、花が緑白色で目立たない
木苺
ホウチャクソウ
ハイノキ
 白い花が満開になると雪をかぶった様 庭木に人気だそうだ
ヘビイチゴ
 黄色の花はスッキリと美しい 赤い実は毒かも?
ハイノキ
ヘビイチゴ
キランソウ
 別名ジゴクノカマノフタ 春1番に咲く花 りっぱな薬草である
ナルコユリ
 湾曲した茎の互生の葉の根元から緑白色の可愛い花がぶら下がる 
キランソウ
ナルコユリ
オトコヨウゾメ
 ガマズミの仲間 楚々とした花と紅葉が素晴らしい
ガクウツギ
 あじさいの仲間 春先登山道脇に咲き白い装飾花が美しい
オトコヨウゾメ
ガクウツギ
アオダモ
 バットやワカンの材として有名です ヒトツバタゴと同じ様な花です
ズミ
 中宮跡に咲く 満開時は真っ白で海棠に似る 実は初恋の味だと!
アオダモ
ズミ
アケビ
 赤紫の可愛い花 高い木に絡みついているので近くで見るのは
マンサク
 新春の花 羅漢道下山口などに大きな木がある
アケビ
マンサク
ハマヒサカキ
 春先いづこともなく香ってくるアノ臭い 春が来た事を感じる香りである
オドリコソウ
 誰が名付け親なのか? 花の姿に負けぬ風雅な名前である
ハマヒサカキ
オドリコソウ

 夏の花
エゴノキ
 あえいで階段登っていると白い物が! 上を見上げれば沢山の花が
ウツギ(ウノハナ)
 う〜のはな〜の臭う階段に! いよいよ暑い夏がやって来ます
エゴノキ
ウツギ
ベニドウダン
 山頂岩場に取り付いて咲く ドウダン見ると嬉しくなります
キリンソウ
 初夏に山頂の岩場に少しだけ咲く 踏み荒らされて個体数が減った
ドウダン
キリンソウ
キンシバイ
 キャンプセンターの石垣に咲くけど昔の人が植えたんだと思う
オニユリ
 圧倒的なオレンジ色に鹿の子模様 夏の花ですね
キンシバイ
オニユリ
キツネノカミソリ
 宝満ではあまり見られないけど 樹林化のオレンジ色はあやしい 
イチヤクソウ
 3合目付近の斜面にかなりの個体数だったが土砂崩れで無くなっている
キツネノカミソリ
イチヤクソウ
ギボウシ
 山頂の苔むした岩場にくっついているが花序が短く普通のギボウシと雰囲気が違う 
オカトラノオ
 中宮跡で疲れを癒してくれる独特の白い花序 イノシシ君荒らさないで
ギボウシ
オカトラノオ
ヘクソカズラ
 独特で可愛い花を咲かせる、名前と花の可愛さが一致していない 
テイカカズラ
 木や岩に絡みついて大きく繁茂する 花も実も独特の形状だ
ヘクソカズラ
テイカカズラ
スイカズラ
 楞伽院山荘のドウダンの植え込みに絡みついて、金銀の花弁を開く
ゲンノショウコ
 楞伽院山荘にはピンク、赤、白と咲いています
スイカズラ
ゲンノショウコ
キンミズヒキ
 中宮跡の雑草の中から伸びだすバラ科のキンミズヒキ
ヤマジノホトトギス
 独特の花の形 汗を流す石の階段の隙間から伸びだしている
キンミズヒキ
ヤマジノホトトギス
ヤブカンゾウ
 真夏の山頂岩場に咲いている情熱的なオレンジ色
ユキノシタ
 花は小さいがアップすれば素晴らしい造形美
ヤブカンゾウ
ユキノシタ
ネジキ
 小さな袋状の白い花が行列する様はなかなかの趣
ツクバネウツギ
 枝の先端から花柄を出し2個の花をつける 花数が多いと見事だ 
ネジキ
ツクバネウツギ
ヤマボウシ
 ヤマボウシは樹高が高いので上から花はなかなか見れないよ
マンネングサ
 山頂付近の大きな岩や木に這う様に群生している 5弁の黄色い花
ヤマボウシ
マンネングサ
カンアオイ
 斑のある葉っぱの下に目立たぬ様に独特の花が咲く、極小だけどラフレシアの花そっくり
ゼンマイ胞子葉
 春先に食用とされるゼンマイは夏になると胞子を持った葉が伸びてくる
カンアオイ
ゼンマイ
山帰来
 サルトリイバラ、イドロンハなど色んな名前を持つ、まんじゅうを包む、蔓はリースや籠に利用される
ニワトコの実
 春一番に芽を伸ばし花を咲かせたニワトコは、赤いサンゴの様な実をつける
サンキライ
ニワトコ

 秋の花
ゴンズイの実
 なかなかゆユニークだが、ネットで検索すると魚ばかりがヒットする、 左上はテイカカズラの実です
マムシグサの実
 花も独特だけど、実もドッキリするユニークさ
ゴンズイ
マムシグサ
ヤマシグレの実
 山あじさいと同時期に花が咲く、実はどんどん赤くなる
ツリフネソウ
 群生して独特の花をぶら下げる これは少し色が濃ゆい
ヤマシグレの実
ツリフネソウ
ミズヒキ
 登山道のどこでも在る 花序の下から見ると白です
オタカラコウ
 湿気の有る所に群生 花序が1mぐらいまっすぐ立つ
ミズヒキ
オタカラコウ
ヨメナ
 薄紫の花弁に黄色の花芯 秋ののどかさの象徴みたいな花である
アケボノソウ
 宝満では少数派 花弁のお目目みたいな所から蜜を出して虫を呼ぶ
ヨメナ
アケボノソウ
アキノキリンソウ
 秋は名の通りにこの黄色い花 山頂にはかなり咲いている
ヒヨドリバナ
 秋の七草のフジバカマは絶滅危惧種 雑草のヒヨドリバナはしぶとくはびこっている。
アキノキリンソウ
ヒヨドリバナ
ミヤマシキミの実
 まん丸の真っ赤な実が強烈 話題に上る木では無いが樹林下では存在感100%だ。
ヒヨドリジョウゴ
 白い花は目立たないけど 雪をかぶった赤い実は可愛らしいが猛毒である
ミヤマシキミ
ヒヨドリジョウゴ
マユミの実
 冬枯れの樹林の中に沢山の赤い実が目立ちます
ツルニンジン
 登山道脇の低木に巻き付いて独特の花を咲かせるが少数派になった
マユミ
ツルニンジン

 小屋周辺には茶の木があるが、昔から薬草として栽培がされていた、雄しべが綺麗です
スズメバチの巣
 秋の山で怖いのはスズメバチですね、モミの木の中間に作られた大きな巣です
チャ
スズメバチの巣
アサギマダラ
 渡り蝶としてお馴染みですが宝満では、春秋2回飛翔する姿を見る事が出来る
ムラサキシキブの実
 赤い実ばかりが目につく秋の山では 紫の実は何故か嬉しい
アサギマダラ
ムラサキシキブ
ツルリンドウの実
 草木に絡みついた細いツルに赤瑠璃色の実 素晴らしい色だ
アワコガネギク?
 気温が下がった中宮跡に見られるがこれが咲けば秋も終わりだ
ツルリンドウ
アワコガネギク

 紅 葉
取材中のヘリコプター
 紅葉した宝満山のヘリ取材、ヘリの取材は時々あるが、みんな手を振って大騒ぎだね
カラスウリ
 熟したカラスウリと紅葉したドウダン、こんな風景が秋山の楽しさである
ヘリ
カラスウリ
ウリハダカエデの紅葉
 中宮跡に在る大きな木 下山時西日に照らされてすごく綺麗
紅葉の小屋
 紅葉した楓を見ながらベランダで食事を楽しむ登山者
紅葉
紅葉
紅葉の盛り
 楞伽院山荘の楓が全面的に紅葉して太陽に照らされると!
赤いイチゴの実
 気温が下がってくるとアチコチに目立つ美味しそうなイチゴの赤い実、山頂の方向板に置いてみた
紅葉
いちご
一合目の紅葉
 一合目の鳥居の紅葉は、西日を浴びて燃えるようである
老木の紅葉
 年月を過ごした楓の盆栽を彷彿とさせる紅葉である
一合目の紅葉
紅葉
ハゼ紅葉
 樹林の中で、まだ緑を残して赤いグラデーションを見せてくれるハゼ
リュウノヒゲの実
 落ち葉が降り敷いた草陰にハッとする碧い玉は猫の・・・
ハゼ
リュウノヒゲ

 冬景色
トイレ屋根の積雪
 2011年1月宝満山は1mの積雪に見舞われた トイレが潰れそうだ
小屋も埋まりそう
 大量の雪に囲まれベランダは勿論、小屋の出入りも不便になった
屋根
屋根
青空が覗く雪の小屋
 降雪が樹氷となって 青空に小屋が映える
雪のテン場
 1mの積雪と聞いて沢山の人がテント泊にやって来た みな楽しそう
小屋
テント場
梢の雪も芸術だ
 真っ青の青空があれば梢の雪も見飽きる事の無い美しさだ
青空に映える礼拝岩
 雪が積もった礼拝岩は神秘的な美しさだ
青空
山頂
雪景色の山頂
 太陽との関係で朝早くの登山が大切ですね
雪の山頂
 いつもは樹木の影で見にくいが、雪が光る八大龍王の岩場
雪景色
雪景色
でかい透明なツララ
 水分の多い岩にはツララが下がる、雨樋が完備された近頃の民家には縁遠い光景だ
山頂から眺めれば
 積雪の楞伽院山荘を山頂から眺めれば こんな別荘持ちたい
赤い橋
山頂から
青空に映える雪景色の山頂
 積雪した山頂も青空があれば絵になります
山頂へのはしご場
 山頂への路は3ヶ所 踏み固まってツルツル アイゼンはめて慎重に
小屋
はしご
難所ヶ滝正面
 沢山の人が氷爆見学に これは滝の本体で真白き氷に圧倒される
難所ヶ滝左側
 左側はナイアガラ氷瀑の形容がふさわしい氷の長きカーテンが続く
滝
滝